どうも~むるむるです~
今回の記事では「変数」について学んでいきたいと思います.
このシリーズではプログラミング初心者が最低限のPythonの知識を最短で身に着けることを目標としています.
このシリーズでは以下の順番でPythonの基本的な知識を学習していきます.
- Python:Anacondaインストールとhello world,簡単な計算,コメントアウト
- 変数について (この記事)
- データ型:int, float, str, bool
- データ型:list, tuple, dict
- 条件分岐:if – else 文
- 繰り返し:for文,while文
- 関数の定義,呼び出し,ラムダ式
- クラス
- モジュールのインポート
- 例外処理:try, except, else, finally
- map, reduce, filter
変数
「変数」はよく「プログラムの際に扱う数値を入れておく箱」と説明されます.
よく使う値を名前の付けた「変数」という箱に入れておくことで,あとから簡単にその箱の中身にアクセスできるようにします.
いきなり例を見てしまいましょう.
# 変数に値を代入 x = 1
上の例では変数「x」に値「1」を代入していることになります.
上の操作をすることによって「x」という名前の付いた箱の中に,値「1」を入れることができるわけです.
変数に値を代入するときは,
と書きます.
こうすることによって,その後,変数「x」と書くだけでその中に代入された値「1」に簡単にアクセスすることができます.
変数を使って以下のように計算することだってできます.
print(x+3) ''' 出力結果: 4 '''
変数名を設定する際の注意
先ほどは変数名に「x」という名前を付けましたが,基本的にいくつかの例外を除いて変数名は好きに設定することができます.
その例外が以下です.変数に名前を付ける際は以下の約束を守らなければなりません.
2.二文字目以降は_(アンダースコア)か英数字
3.大文字と小文字は区別
4.予約語は使えない
予約語とは他の用途で使われるなどの理由で変数名などに設定できない語のことです.
例えば「if」や「for」などは,後で説明しますが条件分岐や繰り返し処理で使われることが決まっているため,変数名として使用できません.この辺りは勉強を進める上で何が使えて何が使えないかがわかってくると思います.
以下OKな例とNGな例です.
OKな例:「x」,「x2」,「XYZ」,「hensuu」,「_x」など
NGな例: 「2x」,「if」,「へんすう」,「print」など
ルール1,2を見ていただければわかる通り,日本語は変数名に使えません.
NGな例を使ってもエラーが出ないこともありますが,推奨されたやり方ではないため,避けましょう.
変数の型について
プログラミン言語によっては,変数に値を代入するとき,その値のデータの種類を宣言する必要があります.このデータの種類のことをデータ型と言いますが,これについては次回詳しく説明します.
Pythonでは変数の型について宣言する必要がありません.Pythonで変数に値を代入するときにPython側が勝手にデータの型を判別してくれます.
確認クイズ
クイズ1
以下のコードで出力される値を考えてみてください.考えたら実際にコードを実行してみて当たっているか確認してみましょう.
x = 3 x = x + 2 print(x) x = 4 print(x)
次回
次回は「データ型:int, float, str, bool」について学習します.
次の記事はこちら.
機械学習のためにしっかりとPythonを勉強したいなら,ある程度の基礎を身に着けた後に下の本を読むのがお勧めです.この本をこなせば,より高いレベルへ到達できるでしょう.