機械学習のトップ国際学会一覧

どうも~むるむるで~す

学術論文は分野によって時間をかけて厳しい査読をするNatureなどの学術誌に重きを置いている分野や、速報性の高い国際会議に重きが置かれている分野がありますが、機械学習の分野は圧倒的に後者です。機械学習の研究の進み方は他の分野に比べて極めて速く、Arxivなどオンラインに論文をすぐに公開している今では、国際会議の論文ですら少し古く感じてしまうほどです。

さて今回の記事ではそんな機械学習のトップ国際会議をこれから機械学習の研究を始めたい方、論文に興味のある方向けにまとめてみました。以下の国際会議のベストペーパーや自分に興味のある研究のアブストラクトをさらっと読んでおくだけで最近の研究の流れがわかるのではないでしょうか。

ICML (International Conference on Machine Learning)

NeurIPSと並んで機械学習の世界トップの国際会議会議です。提出される論文の本数は最近のAIブームですごい勢いで増えており、2019年の統計では、3424本の論文が提出され、774本の論文が採択されています。なんと4年前の2015年の3倍以上。採択率は22パーセントほどで、採択されるには非常に厳しい競争に勝ち抜く必要があります。

割と年明けすぐに締め切りがあり、この会議のおかげで年末リラックスできない研究者や博士学生も多いのではないでしょうか。

NeurIPS (Neural Information Processing Systems)

ICMLと並び機械学習では世界最高峰の国際会議です。長い間NIPSと呼ばれていましたが、呼び名が不適切ということで2018年にNeurIPSに変更されました。こちらも論文の提出数はうなぎ登りで、2019年の統計では6743本の提出で1428本の採択、採択率は21パーセント。論文の提出数は5年前の2014年に比べて4倍以上になっています。

AAAI (Association for the Advancement of Artificial Intelligence)

人工知能に関する研究を広く扱っている世界トップレベルの国際会議です。毎年9月ごろに締め切りがあり、採択率は20%程度。他の人工知能会議と同じで論文の提出数はすごい勢いで増えています。

IJCAI (International Joint Conference on Artificial Intelligence)

IJCAIも人工知能に関する研究を広く扱っている国際会議でAAAIと並んで世界でもトップレベルの国際会議です。通常ICMLの1か月後くらい(2月ごろ)に締め切りがあります。

ICLR (International Conference on Learning Representations)

ICLRは2013年にできた新しい国際会議ですがそのレベルは世界トップレベルです。文字通りRepresentation Learning(表現学習)がメインの学会なので主にディープラーニングの論文を扱っています。この会議はOpenReviewを通じてレビューが公開されているので、論文の採択の可否やその理由までもがオンラインに公開されています。興味のある論文を見つけてICLRに投稿されていた場合、レビュワーのレビューも見ることができるので参考にできます。

AISTATS (International Conference on Artificial Intelligence and Statistics)

その名の通り人工知能と統計学を扱っているトップ国際会議です。2019年の会議は沖縄で行われました。理研AIPのトップである東大の杉山教授がProgram Chairを務めました。

UAI (The Conference on Uncertainty in Artificial Intelligence)

名前にUncertaintyとある通り、機械学習の中でもベイズよりの論文が多い学会で、こちらも世界でトップレベルの国際会議です。

COLT (Conference on Learning Theory)

COLTは機械学習の中でもゴリゴリ理論依りの論文を主に扱っている国際会議のトップです。このリストの中では最も読むのが難しい論文が多いと思いますが、将来的に学習理論など機械学習の裏にある理論を研究したい方はここの論文を読んでみてください。

とりあえず以上になります。今回のまとめではコンピュータビジョンや自然言語処理、ロボティクスなどが中心の学会は除いて機械学習の論文が多く投稿される国際会議をまとめてみました。まだまだ国際会議はありますが、ぱっと機械学習系で思いついたものを挙げてみました。

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