ディープラーニングで世界トップの有名研究者10人

どうも~むるむるで~す

最近流行りのディープラーニングですが、2018年のコンピュータサイエンス分野のノーベル賞とも言われるA.M.チューリング賞の受賞者はディープラーニングの研究者でした。

今回の記事ではそんなディープラーニングの研究者の中で世界でトップの研究者の中から特に有名な方を一部を紹介したいと思います。以下の研究者たちはこれからディープラーニング関連の研究を始めたら必ずどこかで出できます。

この研究者リストはむるむるが独断と偏見で選んでものであり、ここに載っていない研究者の方の中にももちろん素晴らしい方はたくさんいます。順番は特にランキングなどを意識していませんのでよろしくお願いします。また、情報はこのブログ記事を書いている2019年10月8日時点のものです。正確な情報を載せるように心がけていますが、間違った情報があれば教えていただければありがたいです。特に、所属先などはよく変わることが多いので。

A.M.チューリング賞受賞者(2018)

Geoffrey Hinton

  • 論文引用数: 309962
  • h-index: 151
  • i 10-index: 367
  • 代表的な所属: Google Brain, トロント大学

ディープラーニングで最も有名な研究者を一人選べと言われればトロント大学のGeoffrey Hinton教授を誰もが選ぶのではないでしょうか。ディープラーニングのゴッドファーザーとも呼ばれ、ニューラルネットワークの研究が下火になっていたいわゆるAI冬の時代もニューラルネットワークの研究を続け、最近のディープラーニングブームもこの教授がいなければもっと遅くなっていたかもしれません。

研究の世界は論文引用数やh-indexなどは指標でしかありませんし、分野によっても異なってきますが、それにしても論文引用数訳31万はすごすぎです。もはやドラゴンボールの戦闘力のようなインフレを起こしてる感さえあります。

Yoshua Bengio

  • 論文引用数: 214464
  • h-index: 149
  • i 10-index: 480
  • 代表的な所属: モントリオール大学

カナダのモントリオール大学で教鞭をとるYoshua Bengio教授もディープラーニングの父の内の一人と言えるでしょう。彼もAIの冬の時代にニューラルネットワークの基礎的な研究を続け、最近のディープラーニングの成功に大きく貢献しました。教え子にはIan Goodfellow博士など優秀な人材を輩出し、彼とは世界的に有名で日本語にも翻訳されているDeep Learningの教科書を共著で出しています。

弟のSamy Bengio博士も優秀なGoogle Brainのリサーチサイエンティストであり、ディープラーニングの研究をしています。論文の引用数は28808。ディープラーニング界最強のブラザーズです。 

Yann LeCun

  • 論文引用数: 119637
  • h-index: 118
  • i 10-index: 266
  • 代表的な所属: Facebook, ニューヨーク大学

CNNの生みの親として知られるFacebookのYann LecCun教授も2018年のA.M.チューリング賞の受賞者の一人です。フランス人の彼はフランスで博士課程を終えた後、同じA.M.チューリング賞受賞者のGeoffrey Hinton教授の下でポスドクとして1年間働きます。その当時のトロント大学には未来のチューリング賞受賞者が師弟として一緒に研究していたんですね。

CNNに関しては、1980年代に日本人の福島邦彦教授が提唱したネオコグニトロンが発想のもとになっており、Yann LecCun教授のインタビューなどを聞いているとたまにそのことについても話しています。ディープラーニングの研究で日本人の名前が出てくるのは珍しいですが1980年代に今のディープラーニングの理論の基礎を作った日本人の研究者の方もます。

その他の深層学習世界トップ研究者

Juergen Schmidhuber

  • 論文引用数: 73332
  • h-index: 94
  • i 10-index: 332
  • 代表的な所属: IDSIA

スイスの研究所IDSIAのJuergen Schmidhuber教授はLSTMの生みの親の一人であり、様々なユニークなアイデアを世に出し続ける研究者です。A.M.チューリング賞受賞者をもう一人選ぶとしたら、彼が選ばれるべきだと考える人は多いのではないでしょうか。

15歳の時に自分よりも賢い機械を作って引退することを目指し、今日まで人工知能の研究に貢献し続けています。彼の発想は非常にユニークで、彼の研究は芸術的だなどと言われたりもしますが、個人的にも彼の論文は読んでいて楽しいです。

一方で、Geoffrey Hinton教授やYann LeCun教授をお互いの論文を引用してばかりで他の大切な論文の引用をしていないと批判したり、自分の過去の業績を主張する癖があったりする一面もあります。Yann LeCun教授には値しない功績を主張していると批判されたこともあります。

Ian Goodfellow

  • 論文引用数: 61171
  • h-index: 55
  • i 10-index: 87
  • 代表的な所属: Apple

Ian Goodfellow博士はディープラーニングの若手研究者の中で最も輝いている人ではないでしょうか。主に画像を生成することに使われるGAN(敵対的生成ネットワーク)の生みの親であり、Google BrainやOpenAI、Appleなど巨大テックカンパニーで研究者を経験しています。PhDの指導教官はチューリング賞受賞者のYoshua Bengio教授であり、一緒にDeep Learningの教科書も出しています。

Fei-Fei Li

  • 論文引用数: 74008
  • h-index: 93
  • i 10-index: 208
  • 代表的な所属: スタンフォード大学

スタンフォード大学のFei-Fei Li教授はコンピュータビジョンの第一人者であり、女性の研究者です。彼女がスタンフォード大学で教える”CS231n: Convolutional Neural Networks for Visual Recognition”はネット上でも公開されており、Deep Learningの勉強を始めるうえで最高のレクチャーの内の一つだと思います。筆者むるむるもDeep Learningの勉強を始めるとき、ネットでこのレクチャーをすべて見ましたが、非常によい勉強教材でした。

Christopher Manning

  • 論文引用数: 108431
  • h-index: 114
  • i 10-index: 331
  • 代表的な所属: スタンフォード大学

Christopher Manning教授もスタンフォード大学の教授で、自然言語処理では世界トップの研究者です。彼と次に紹介する彼の元教え子Richard Socherが教える”CS224d: Deep Learning for Natural Language Processing”もディープラーニングの入門に最適なオンライン動画講義として公開されており、Fei-Fei Li教授の “CS231n: Convolutional Neural Networks for Visual Recognition” と合わせてみると自然言語処理とコンピュータビジョンでどうディープラーニングかがよくわかります。

Richard Socher

  • 論文引用数: 42754
  • h-index: 41
  • i 10-index: 64
  • 代表的な所属: Salesforce, スタンフォード大学

現SalesforceのチーフサイエンティストであるRichard Socher 博士は Christopher Manning教授の下で自然言語処理の分野でPhDを取りオンラインで公開されている”CS224d: Deep Learning for Natural Language Processing” のコースも教えていました。

筆者むるむるはSNSで機械学習の研究者をとりあえずストーカーのようにフォローしているのですが、彼のSNSは旅行したり空飛んだり海に潜ったり研究だけが人生というタイプではないようです。研究実績もすばらしいリア充研究者です。(どうでもいい情報失礼しました)

Andrew Ng

  • 論文引用数: 125921
  • h-index: 117
  • i 10-index: 246
  • 代表的な所属: Baidu, スタンフォード大学

現在、中国のBaiduのチーフサイエンティストであり、MOOCの先駆けともいえるCourseraの創始者でもあるAndrew Ng教授はアジア系イギリス人の研究者です。彼はビジネスの世界でもよく知られていますが研究者としても一流の方です。UCバークレーで機械学習の世界トップの研究者であるMichael I. JordanのもとでPhDを取得しています。

Deep Learningで言えば、Courseraで公開されている彼のオンラインコース”Deep Learning Specialization”はディープラーニングをこれから始める人にとって最もおすすめなオンラインコースです。

Pieter Abbeel

  • 論文引用数: 29498
  • h-index: 82
  • i 10-index: 224
  • 代表的な所属: UCバークレー

最後に紹介するのは深層強化学習の世界トップの研究者の一人であるPieter Abbeel教授です。彼は上で述べたAndrew Ng教授の下でPhDを取得し、現在はUCバークレーで研究所を持っています。ロボティクスやゲームに応用される深層強化学習の研究は彼のUCバークレーの研究室とDeepMindを始めとする巨大テックカンパニーが完全に覇権を握っています。

日本企業の中ではディープラーニングの研究のトップを行くPreferred NetworksにPieter Abbeel教授が外部のテクニカルアドバイザーとして就任したという記事をも見かけたことがありますが、今ググっても2017年頃の記事しか出てこないので現在はどうなっているかわかりません。知っている方がいたら教えてください。

さて、いかがでしたしょうか。他にも素晴らしい研究者はたくさんいらっしゃいますが、世界的に有名なディープラーニングの研究者の一部を紹介させていただきました。

次回の記事ではディープラーニングの研究で有名な企業・研究所・大学を紹介したいと思います。

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